老若男女、障がいの有無にかかわらず参加できる風船バレーは、高齢者の間でも人気のスポーツです。
特大の風船をバレーのボールに見立てて行う風船バレーは、ボールの動きがゆっくりで触れても痛くありません。
こちらでは、特に高齢者が風船バレーをするメリットをご紹介します。
適度な運動になる
何度も手を伸ばして風船を打ち返そうとすることで上半身のよい運動になります。風船の動きに合わせて下半身も鍛えられ、そして呼吸も深くなります。酸素を十分取り入れることで健康的な体づくりが目指せるでしょう。
健康のために「ストレッチをしよう」「運動をしなくては」と、使命感で行うと苦痛に思うかもしれませんが、風船バレーなら遊び感覚で楽しみながら程よい運動が可能です。
また、利き手を使わずあえて反対の手で打ち返すなど、工夫次第でバランスも整いやすくなります。
視力のトレーニングに役立つ
集中して風船を追いかけることで、動体視力も鍛えられます。
視力には静止視力と動体視力があり、一般的に視力と呼ばれるのは静止視力です。見え方や視力が低下すると、眼鏡やコンタクトレンズを装着して視力矯正を行います。
一方動体視力は、人や物との距離感や動く速度を認識する力です。動いている風船を視線に捉え、素早く両目でピントを合わせられるかがポイントとなります。
年齢を重ねると静止視力だけでなく動体視力も衰えます。動体視力が低下すると、周囲の環境や動作を把握しづらくなり、段差につまずく、足がもつれるなどの危険性も高まります。
風船バレーで風船を目で追うことは、動体視力向上のトレーニングにぴったりです。
空間認知能力アップが図れる
風船を目で追うことは、空間認知能力のトレーニングにも役立ちます。
空間認知能力とは、物体の位置や形を瞬時に正しく認識する力のことです。加齢により、体力だけでなく空間認知能力も低下すると、視野が狭くなり、人や物にぶつかったり段差でつまずきやすくなったりします。
風船を的確に捉えるには、飛んでくる方向や落下点などを素早く判断することが大切です。空間認知能力アップのためにも風船バレーを取り入れましょう。
高齢者が風船バレーに参加する際の注意点
風船バレーは高齢者も楽しくプレーができるスポーツです。しかし、個々によってできること・できないことの差があります。無理をして体に負担をかけすぎないように注意しましょう。
けがや事故を避け、安全に参加できるように以下のような点を意識してください。
- プレー前は準備体操で体をほぐす
- 隣との間隔は十分に取る
- 車イスのブレーキを確認する
- 職員が適宜フォローする
風船バレーは、子ども、大人、障がいの有無にかかわらず参加できるスポーツで、高齢者施設でも盛んに行われています。
風船バレーの導入のメリットとして、誰でも参加できること、楽しく体を動かせること、動体視力や空間認識能力の強化につながること、大きな風船があれば簡単にできることなどがあります。特に暑い夏や雨天時などは、室内で楽しめるレクリエーションとしても最適です。
注意点としては、夢中になるあまり体に負担をかけさせないこと、周りと適切な距離を取りぶつからないようにすることなどがあります。参加者が安心して風船バレーを楽しむためには、準備運動を行い、職員がそばで見守るようにしましょう。
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