特に巨大なものは、空気を入れるだけでも大変ですのでできるだけ割らずにいたいものです。ゴム風船を少しでも長持ちさせるには以下の点に気をつけましょう。
風船が割れる原因
割れない風船はありませんが、すぐに割れてしまう際には以下の問題が考えられます。
空気の入れすぎ
空気が抜けることを予測し、少しでも多く入れておこうとパンパンになるまで膨らませると、風船は割れやすくなります。
空気の入れすぎを防ぐためには、以下のような対策が有効です。
「ゴムをしっかり伸ばし、できるだけ均等に空気が入るようにする」
「空気を入れた後は、余裕を持たせるために少しだけ空気を抜く」
特にバルーンアート用のペンシルバルーンの場合、空気を入れすぎると風船をひねることもできません。
作業場所の気温
空気を入れる場所の気温も意識しましょう。風船は気温の上昇とともに膨張するため、部屋の暖房機器や電球に近いと割れるリスクが高まります。
また、寒い時期や温度の低い場所は、空気が乾燥しやすく静電気も生まれやすい環境です。静電気の刺激で風船が割れることもあります。
直射日光
直射日光も風船が割れる原因の一つです。特にラテックス素材の風船は光に弱いため、直射日光を避けて風通しのよい場所に保管するようにしましょう。
油性マジック
風船に油性マジックでメッセージやイラストを描くと、溶けて割れる場合があります。とはいえ、水性ペンでは上手くインクがのらないため、油性ペンの中でもアルコール系の油性ペン、もしくは風船専用ペンがおすすめです。
ゴムの劣化
ゴム風船を長い期間放置していると、素材が劣化して割れやすくなります。特にラテックス素材は、表面の粉がなくなってくると風船同士が張りついてしまい、上手く膨らますことができません。
冷暗所で保管することで半年から1年は問題なく使用できますが、既に店舗で長く売られていた場合や、保管状態が悪い場合はさらに寿命は短くなります。
クオリティ
クオリティの低いゴム風船は、そもそも薄く伸びが悪いだけでなく、劣化もしやすいです。場合によっては最初から穴が開いていることもあるでしょう。
膨らんでいる風船を長持ちさせる工夫
風船がすぐにしぼんでしまい、残念な思いをしたことはありませんか?
少しでも長持ちさせるには、以下の方法があります。
直射日光を避ける
特にラテックス素材のものは直射日光に弱いため、屋外や室内でも窓際に長く置くことはできるだけ避けましょう。
風を避けよう
風にさらされると、風船内の空気やガスが抜けやすくなります。室内でもエアコンの風が当たりやすい場所は避けましょう。
コーティング
風船の中でも、ヘリウムガスの入ったラテックス素材の場合は、ヘアスプレーをかけることで外側の空気を遮断し、風船内のガスの流出を防げます。スプレーの種類は、ハードタイプの粘りが強いものがおすすめです。丸い風船はもちろん、バルーンアートを長持ちさせるのにも効果的で、見た目にもツヤが増します。